数ヶ月後_

「あら、紫萌ちゃん
お墓参りありがとうね」

汐夏ちゃんのお母さんが
優しく私に微笑んだ

「いえ!これくらいは…」

汐夏ちゃん家族も
凄く頑張ったと思う。

最初はみんな凄いやつれていて
本当に申し訳なかった。

けれど今、汐夏ちゃん家族は
前を向こうと頑張っている。

そのおかげで
皆さんと仲良くなれたし。

「もしかして、
汐夏ちゃんがやってくれたのかな…」

そう考えながら、
花をお墓に添えた

…汐夏ちゃん
元気にしていますか?
もしかしたらもう
生まれ変わったかもしれないね。
あの時、本当の気持ち
教えてくれてありがとう。
汐夏ちゃんは大切な友達で、
恩人です。永遠の誇りです。
ありがとう。

私はゆっくり立ち、
歩き出した。

何処かで汐夏ちゃんが
微笑んでくれてるような気がした。