「…紫萌、ありがとう」
この短時間で色んなことを学んだな…
こんなに生きることに考えたの
初めてだ…。
いつのまにか私は全身が
透け始めていた
「…汐夏ちゃん、もしかして…」
「…もうそろそろお別れかもしれない」
そっか、と紫萌は悲しそうに俯いた
「私に話しかけてくれて
ありがとうね」
私と紫萌は微笑みあった
「「…またね」」
体がきらきら光っていた
本当に成仏するんだ…。
スゥ…と意識が遠のいていく中
紫萌の笑顔が見えた気がした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…