あまりの好青年ぶりに思わず、栗原くんの手を両手で握りブンブン振っていると 隣の席から突き刺すような痛い視線が。 …気のせい? 恐る恐る隣を見てみると、気のせいではなかったみたいで。 女の子達の隙間から、水瀬くんがジッと私を睨んでいた。 あたしと目が合った瞬間、パッと視線を逸らす水瀬くん。 なんか悪いことしたっけ!?