この言葉に嘘偽りなんてないよ、工藤くん。

工藤くんに誓って、絶対……。



「口ではなんとでも言えるから、態度や行動で示してくれると嬉しいな。それじゃ、あなた達も期末テスト頑張ってね?」



バイバイと手を振った日野原さんが立ち去ろうとしたその時。



「ちょっと待ちなよ、日野原さん」


「えっ……んと、瀬尾さん?だったかな?なぁに?」



日野原さんを呼び止めたのはいっちゃんだった。



「わたしからもコレだけは言わせてもらえる?」


「……まぁ、いいけど。出来れば手短にお願いしますね、瀬尾さん」



いっちゃん……?
私はヒヤヒヤしながら二人を見ていた。