なおきside
パチッ…
眠い目をこすりながら起きた俺は一人でホテルの部屋にいた。
え…?なんで1人?
部屋には誰もいなくて…
「…ゆうな?」
なぜだろう
胸騒ぎがした
この小さな部屋に、そんなに隠れ場なんてない。
いない…
嘘だろ
なんで
いつ
どこへ
ふと振り返ると、テーブルに置かれた白い…封筒?
手紙…?
震える手で手に取った俺は、封筒を開いた
耳を澄ましても、物音一つ聞こえない
手紙に書かれた内容
ゆうなの本当の気持ち
別れの言葉
なんで…
いや、違う
俺は、なにを勘違いしていたんだ…
とっくにゆうなは俺のものなんかじゃなかった
俺から手放した…
それなのに、こいつは俺からは離れないって根拠のない自信があった
でもこれが、現実
今一番好きな人
さっきまで目の前にいたのに
偽りでも愛情を交わした
そんな人が急に姿を消した…
言葉がでない
俺はそこに立ち尽くすことしかできなかった
連絡もできない
返信も来るはずなければ電話も出るはずもない
それを表す言葉が羅列された一枚の紙は、ヒラヒラと音を立てて、下へと落ちていった
パチッ…
眠い目をこすりながら起きた俺は一人でホテルの部屋にいた。
え…?なんで1人?
部屋には誰もいなくて…
「…ゆうな?」
なぜだろう
胸騒ぎがした
この小さな部屋に、そんなに隠れ場なんてない。
いない…
嘘だろ
なんで
いつ
どこへ
ふと振り返ると、テーブルに置かれた白い…封筒?
手紙…?
震える手で手に取った俺は、封筒を開いた
耳を澄ましても、物音一つ聞こえない
手紙に書かれた内容
ゆうなの本当の気持ち
別れの言葉
なんで…
いや、違う
俺は、なにを勘違いしていたんだ…
とっくにゆうなは俺のものなんかじゃなかった
俺から手放した…
それなのに、こいつは俺からは離れないって根拠のない自信があった
でもこれが、現実
今一番好きな人
さっきまで目の前にいたのに
偽りでも愛情を交わした
そんな人が急に姿を消した…
言葉がでない
俺はそこに立ち尽くすことしかできなかった
連絡もできない
返信も来るはずなければ電話も出るはずもない
それを表す言葉が羅列された一枚の紙は、ヒラヒラと音を立てて、下へと落ちていった