中絶手術を終えて、学校に行くと、黒板には、
『春日(かすが) 桃華は中絶した』
と、書かれていた。
「ひどい、誰がこんな事…」
「桃華は風邪で休んでただけなのにな」
何も知らない夏喜(なつき)と壬生(みぶ)が、わたしに駆け寄ってくる。
ガラッ
いきなり教室の扉が開いて、
「誰がこんな事、したんだよ!?」
蒼生(あお)が怒鳴り、黒板消しで落書きを消してくれた。
「いいか!?
桃華を泣かしたヤツは、ただじゃおかねぇ!」
蒼生はそう言うと、他の教室にも書かれていた為、それを消しに行ってくれた‐。
『春日(かすが) 桃華は中絶した』
と、書かれていた。
「ひどい、誰がこんな事…」
「桃華は風邪で休んでただけなのにな」
何も知らない夏喜(なつき)と壬生(みぶ)が、わたしに駆け寄ってくる。
ガラッ
いきなり教室の扉が開いて、
「誰がこんな事、したんだよ!?」
蒼生(あお)が怒鳴り、黒板消しで落書きを消してくれた。
「いいか!?
桃華を泣かしたヤツは、ただじゃおかねぇ!」
蒼生はそう言うと、他の教室にも書かれていた為、それを消しに行ってくれた‐。