「それなら、修旅から帰って来たら、蒼生に全てを話す事!」

壬生の言葉に、夏喜も頷く。

「そうだよ、桃華!
逃げてたっていい事ないよ?
蒼生、よく見ると男前だし、誰かに告白されて付き合うかもしれないよ?!」

「よく見ると、って何気に失礼だから、夏喜」

壬生が苦笑いを浮かべている。

「わかったよ…蒼生に全部話すよ」

ため息まじりに、わたしは頷いた‐。