『俺、中学生の時から桃華が好きだった…!
俺と付き合ってくれないかな?』

蒼生からの告白は嬉しかった。
本当なら即頷いて、蒼生の胸に飛び込みたかった…!
だけど…、

ジュッ…

『いい?
彼氏なんて作ったらダメよ。
あんたはあたしのなんだから』

お母さんに煙草の火を身体に押し付けられるから、彼氏は作れない…。

押し付けられたものは跡になっている…。

「おーい、聞いてる~?」

夏喜が顔を覗き込む。