「蒼生はどこの高校を受けるの?」

夏喜の質問に、

「兄ちゃんと同じとこ」

言葉少なく答える。

「来年、こんな可愛い後輩が出来るんだ」

桃華も嬉しそうだ。

だけど俺は後輩なんかじゃなく、桃華の彼氏になってみせる!

決意を新たに、俺は兄ちゃんの部屋を出た‐。