タカトと出逢ったのは夢の中だった。


最初の頃は大きな白い犬や、馬の姿をして現れた。

彼氏が出来てからは現れなくなった。


私が彼氏と別れて失恋に心を痛めてた27歳の時、タカトは人間の姿で現れた。



タカトは黒いサラサラの髪で、紫色の目をしていた。




白い装束を着ていて、品があって美しかった。



私は思わず「かみさま?」と聞いてしまった。


「タカトと呼んで。

かみさまなんて人が勝手に言ってるだけで、そんな大層なもんじゃない。

僕は昔から長く存在しているだけの存在だよ。」



タカト…?


「やっと…やっと会えた。やっと話せた。


どれだけこの時を待ち望んだだろう。


愛しい愛しい、僕のルナ


君は…僕のモノ(生贄)だ。」


口付けを交わして、抱きしめられた。


服を脱がされ、乳房が露わになる。



タカトはルナの胸を愛撫した。


全身が満たされる感覚がした。