15分ほどで、花の水やりは終わった。

「終わったー!お疲れ春樹!」
 
先輩はぐーっとのびをする。

「はい! 先輩もお疲れ様です!」

「ああ! どっかいきたいとこあるか?」

「先輩とならどこでもいいですよ?」

「……そういうことを簡単にいうな」
 
 俺の頭をこづいて、先輩は言う。

「すいませーん」

「たっく! こっから一番近い店でいいか?」

 ため息をついて、怠そうに先輩は言う。

「はい!」

「じゃあとっとと行くぞ!」