またある日は、少女が石を積み上げていた。

ようやくか、と思った矢先、少女は鬼の見ている前で積み上げた石の塔を自ら崩してしまった。

「早い者勝ち」と得意そうに笑う少女に、供養というものがどういうものかと説教する大鬼がいた。