「瑠夏ー」

「どしたぁ」

「なんか瑠夏がいっつも独りだったから。」

「奈々ー心配してくれたんだ。ありがとー。」

アタシ達の友情はやっと溝が埋まった。

2日目、京都班別行動。
アタシ達はこの時会わないであろう人に会ってしまった…
この出会いがアタシの人生を狂わした。
それは最終目的地に向かう前に昼飯を食べた京都駅ビルを少し移動したバスターミナルで起こった。
あの一言に振り向かなければこんな苦しむことなんてなかったんだ。