そういえば、美由紀は竹部さんとも仕事上でお付き合いがあったはずだよね。
竹部さんは美由紀のこと好きにならなかったのかしら。
私にモーションかけてくるくらいだから相当もの好きって思えば合点がいくけれど。
弁当を食べ終えた私たちは化粧を直して総務部に戻った。
立花さんが自分の引き出しを開けてデスク上に中のものを積み上げて忙しくしている姿が目に入る。
きっとさっき萌から聞いたUSB探してるのね。
私たちの姿を見つけるや否や、彼女は眉間にしわを寄せて「はやくはやく」と言わんばかりに萌に手招きする。
萌は眉を八の字にして小さくため息をつくと、立花さんの方へ急いだ。
自分が失くしたものだってのに、萌のせいにしたりしてほんとどうかしてる。
見てたらまたイライラして何か言ってしまいそうになるから、敢えて彼女たちから顔を背け、自分のデスクに戻った。
今日は祖母のお見舞いに行くと決めていたから、さっさと自分の仕事片付けなくちゃ。
昨晩、母から祖母の容態が安定しているようだと聞かされていた。
退院はまだ無理だけど、体を起こして会話もできる状態らしい。
会話ができる間に私も会いたい。
そして、色んな話をして祖母が少しでも元気になってくれたらって思っていた。
竹部さんは美由紀のこと好きにならなかったのかしら。
私にモーションかけてくるくらいだから相当もの好きって思えば合点がいくけれど。
弁当を食べ終えた私たちは化粧を直して総務部に戻った。
立花さんが自分の引き出しを開けてデスク上に中のものを積み上げて忙しくしている姿が目に入る。
きっとさっき萌から聞いたUSB探してるのね。
私たちの姿を見つけるや否や、彼女は眉間にしわを寄せて「はやくはやく」と言わんばかりに萌に手招きする。
萌は眉を八の字にして小さくため息をつくと、立花さんの方へ急いだ。
自分が失くしたものだってのに、萌のせいにしたりしてほんとどうかしてる。
見てたらまたイライラして何か言ってしまいそうになるから、敢えて彼女たちから顔を背け、自分のデスクに戻った。
今日は祖母のお見舞いに行くと決めていたから、さっさと自分の仕事片付けなくちゃ。
昨晩、母から祖母の容態が安定しているようだと聞かされていた。
退院はまだ無理だけど、体を起こして会話もできる状態らしい。
会話ができる間に私も会いたい。
そして、色んな話をして祖母が少しでも元気になってくれたらって思っていた。