その後、少しだけ?いや、結構な時間愛し合った。
気が付いたら昼前。
慌ててホテルで作ってもらったサンドイッチを持って、ノイシュバインシュタイン城に向かう。
翔の言った通り、行けるところまで電車で行けば後は簡単だった。
手を繋いだまま、城の前で立ち止まる。
シンデレラ城のモデルになったといわれる城は信じられないくらい大きく美しい姿で私たちを見下ろしていた。
「日本の城もいいけれど、世界の城もなかなかね」
「スケールが違うよな。見ごたえ抜群」
そして、二人で顔を見合わせて笑った。
「まずは世界の城、大一発目。行くか」
「うん、ワクワクする」
私はぎゅっと彼の手を強く握り締めた。
これから彼と見る世界はきっと想像もできないくらいにワクワクするんだろう。
そして、彼の手を握っていればどんな場所にでも行ける。
前を向いて歩いていけるんだ。
大きな口を開けて待っている城に一歩足を踏み出した。
「ずっと手を握っていてね」
「どんなことがあっても離さないさ」
皆さんの元に幸せがいっぱい降り注ぎますように☆
……END
最後までお読み頂いたすべての皆様に感謝致します☆
気が付いたら昼前。
慌ててホテルで作ってもらったサンドイッチを持って、ノイシュバインシュタイン城に向かう。
翔の言った通り、行けるところまで電車で行けば後は簡単だった。
手を繋いだまま、城の前で立ち止まる。
シンデレラ城のモデルになったといわれる城は信じられないくらい大きく美しい姿で私たちを見下ろしていた。
「日本の城もいいけれど、世界の城もなかなかね」
「スケールが違うよな。見ごたえ抜群」
そして、二人で顔を見合わせて笑った。
「まずは世界の城、大一発目。行くか」
「うん、ワクワクする」
私はぎゅっと彼の手を強く握り締めた。
これから彼と見る世界はきっと想像もできないくらいにワクワクするんだろう。
そして、彼の手を握っていればどんな場所にでも行ける。
前を向いて歩いていけるんだ。
大きな口を開けて待っている城に一歩足を踏み出した。
「ずっと手を握っていてね」
「どんなことがあっても離さないさ」
皆さんの元に幸せがいっぱい降り注ぎますように☆
……END
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