美琴は来てくれた

「メモの事考えて欲しい…
帰ったら電話してほしい///…」

ドキドキしながら伝えた

マンションに帰ってケータイを見つめていた

本当に電話くれるだろうか

部屋をウロウロしていた

その時電話が来た

思わずケータイを落としそうになった

冷静を装って電話に出た

「もしもし」

「もしもし!私です…東 …」

もう倒れそうだった

「よかった!電話くれて!早く土曜日の返事
が聞きたくて…」

「大丈夫です!バイトもないですから」

やった〜嬉しい

OKをもらったのに…嫌な俺が出てきた

「無理しなくてもいいぞ!彼氏とデートとか」

と言ってしまった

美琴は…慌てた様に

「彼氏とかいませんから!それより彼女さん
に怒られませんか!」

と言ってきた

彼女がいたなら誘わないぞ

でも小さな声で"好きな子はいる"
って言った
美琴は気づいてないけど

彼氏もいない事に安心した

土曜日が待ち遠しい

いい大人が…こんなにもドキドキして
初めての経験だ