*RAINY DAY RIO. 雨の日のオフィスは気怠い雰囲気に包まれている。 「やる気が……でません!」 時計を見るとまだ10時を少し回ったところ。 集中力も高まらないこんな日は。 「ちょっと出てきてもいいですか?」 ちらっと顔を上げて、伺いを立てる。 『いいよ、行っておいで!』 私の集中力が切れていることをすでに察していたのか、昭香さんは歯切れよく返事をくれた。 集中力が切れてくると仕事効率も落ちるため、 よほど切羽詰まっていないときはこうして各自休憩が許される。