「みんな、今日はごめんね?私のためにわざわざありがとう。」
「そんなの全然いいんだよ。むしろ僕たちが梨那とここに来たかったんだから。」
「そうだな。梨那が謝る必要はない。」
「俺は梨那のためだったら、なんだってするからな。」
「そうだぞ、梨那。せっかく初めての遊園地なんだから、精一杯楽しもうぜ?」
次々と言葉をかけてくれるきょうちゃん達。
自分で言うのも恥ずかしいけど、きょうちゃん達は、私のことがかなり大好きだ。
私を本当の妹みたいに大切にしてくれて、これまたかなりの過保護だ。
私もそんなきょうちゃん達が大好きなんだけどね。
「ありがとう、せいちゃん、きょうちゃん、ゆっくん、まさくん。私、精一杯楽しむね!」
私は嬉しくて、満面の笑みでみんなに応えた。