「おう。そんくらい、言われなくてもわーってるよ。」


私は、少しの間だったけど、しんにぃと話せたことがすごく嬉しかった。


この数日後、かいにぃも目が覚めて、少し話をすることが出来た。


夏休みに特にこれといって用事のない私は、二日に一回、しんにぃとかいにぃに会うべく、病院へと足を運んでいた。




しんにぃとかいにぃの事故……


一見、運転手がブレーキとアクセルを踏み間違えた、よくありがちの交通事故だった……


でも、その裏では、ある人が手を引いていた……




そう、これは、ある一連の出来事の始まりに過ぎなかったんだ………ーーー




全てあいつの思い通りにことが運んでいた………ーーー