「今日…は、なにするんですか?」



昨日、廉くんはわらし改造計画とふざけて言っていたけど、正直どんなものかまったく予想もつかなくて。


恐る恐る尋ねると、廉くんはにやりとした。



「ないしょ」



「え」



思わず不安になって見上げるわたしの頭を、廉くんはどこか満足げに撫でた。



「俺についてこればわかるよ」



すこし楽しそうに、んじゃ行こう、と告げて、廉くんはわたしの前をご機嫌に歩き出す。


すでにこう言う力関係が出来上がってるって言うのがなんともいえないところ。


わたしは戸惑いながら、廉くんの後ろを、忠犬のようについていくしかないのだ……。