「友達といえば、あの子美羽ちゃんしかいないから、それに入学したばっかりだし一緒に連れて行くのは可哀想かなって」
だからって私にお願いされても!
でも、オバさんが不安に思う気持ち分からなくはないから?
「別にいいよ」
「美羽ちゃんならそう言ってくれると思ったわ!ありがとう!」
いえいえ。
お母さんに全部、丸投げするから。
「あ、来週から累くんこっちで生活することになるから!」
「うん。でも、寝る部屋ないじゃ………」
ソファーで寝かすんならいらないだろうけど。
「あるじゃない!今は物置だけど元お兄ちゃんの部屋!」
私には8歳上のお兄ちゃんがいる。