「明日。美羽と遊ぶから」
拗ねてる美羽の手をギュッと握って約束すればすぐ機嫌が良くなって鼻歌を歌い出す。
そこがまた可愛くて。
小学生の頃。
美羽の家で遊んでたら、突然。
「ねぇ、累は私と結婚してくれる?」
逆プロポーズ。
「うん」
「じゃあ、結婚式ごっこしよ!」
なんて言って、美羽の兄貴にムリヤリ神父をやらせて家族が見守る中で結婚式とやらをした。
「じゃあ、誓いのキスをして下さい」
「きすぅ?お兄ちゃん、きすって何?」
「ちゅーのことだよ!そんなのも知らねぇのかよ!」
「知ってるもん!お兄ちゃんのばーか!」
多少、兄妹ゲンカがありつつここは俺から美羽にキスをした。