累Side。



初恋は3歳。


相手は隣に住んでる美羽。


百瀬美羽。



いつも笑っててバカみたいに明るいやつ。



俺とは真逆の性格。



小さい頃の美羽の口癖は、



「累好きぃ!」



だ。



俺は本音がどうだが分かんねぇけど嬉しかったから。



「俺も好き」っていつも返してた。



幼稚園に入って頃。



「累くん一緒にあそぼ〜!」



「あ、ズルい!あたしも一緒に遊ぶぅ!」



俺は美羽と遊びてぇのにクラスの女の子が俺の腕を引っ張りあって結局、一緒に遊ぶことがなかなか出来なくて。



帰り道、


「私も累と遊びたかったのに〜!」



タコみたいな口尖られせて拗ねてる美羽が無性に可愛くて仕方ねぇ。