とうとう受験日当日。


緊張しながら受験会場の受付に向かっている時だった。


受験票を見ながら歩いていると思いっきり誰かにぶつかって、


「ごめんなさい!」


と顔を上げると、ぶつかった相手は高嶺くんだった。