塾が終わって帰ろうとした時、


「宇佐美はどこの高校行くの?」


そんな事聞いてきて。




どうせ私の志望校言ったところで、レベル低いとか馬鹿にするんでしょ。


「高嶺くんには絶対言わなーい」


べーっとして立ち上がって鞄を持とうとすると、私より先に高嶺くんが鞄を掴んだ。