まだ、諦めちゃダメだよね。
ちゃんと向き合おう。ちゃんとこの恋に、君にケリをつけなきゃいけない。







大都「結弦!」

結弦「大都くんどしたの?」


大都「先生から仕事頼まれた教室の片付けだって」

 
結弦「わ、分かった!」















結弦「…って荷物いっぱいだね。」


大都「だな。荷物を空き教室に運んでほしいらしい。まぁ。雑用だな」


結弦「だね(笑)」




空き教室はこの教室の1階下にある。


結弦「お、重いね」

重った以上に荷物が重く。道のりが長い。


大都「こっちの方が軽いからこっち持てよ。」

結弦「だ、大丈夫だよ?」

大都「いいから」

荷物を交換してくれた。
随分と楽になった。

あぁ。もう。優しすぎるよ。
こんなのアニメとかの話とか思ってたけど、実際にやってくれる人いるんだね(笑)
もう、心臓がうるさいよっ!!


大都「どうかした?」

結弦「な、なんでもない!」



その後も何度か私に声を掛けてくれたり、荷物を持ってくれたり。終始死にそうだった私(笑)



結弦「はぁ。終わったね。」


大都「だな。結弦、質問してもいい??」


結弦「っ!う、うん。」


大都「部活は、何部?」


そんなに踏み込んだ質問するの?
あー!もういいや!

結弦「サッカー部大都くんは?」

大都「家庭部」

同じ部活の子……か。それでも同じ学年子は20人はいる。でも、その中に私いる。。 

期待してもいいのかな。

大都「クラスは同じ?」


結弦「同じ…」

大都「俺も同じ」



同じ部活の子はクラスに4人

でも番号順半分より上の子は私と後1人だけ……。

サッカー部の人は3人。もうバレたかな。