美幸ちゃんの自力で出した答えに、指で丸を作る。それだけで喜んでくれる三人が羨ましい。単純だとバカにしている訳じゃなくて、小さな事で喜べる気持ちって一番忘れちゃいけない気がするから。
「唯織。今日は俺が作る。武弘先輩も手伝ってくれますよね?」
「えっ?あぁ、それなら羽季も来い」
「んー?はーい」
翔琉が夕飯を作るという事で武弘さんを誘い、付きまとっていた過去を気にしているのか武弘さんが羽季を誘った。たぶん、私が戸惑っていた事に武弘さんは気付いてくれていたんだろうな。考えている理由は違うんだろうけれど、武弘さんの気遣いは嬉しかった。おかげで三人に教える事だけに集中出来るから。
「唯織。今日は俺が作る。武弘先輩も手伝ってくれますよね?」
「えっ?あぁ、それなら羽季も来い」
「んー?はーい」
翔琉が夕飯を作るという事で武弘さんを誘い、付きまとっていた過去を気にしているのか武弘さんが羽季を誘った。たぶん、私が戸惑っていた事に武弘さんは気付いてくれていたんだろうな。考えている理由は違うんだろうけれど、武弘さんの気遣いは嬉しかった。おかげで三人に教える事だけに集中出来るから。