「真夜ちゃん。今日は放課後空いてる?」

「あ!ごめん!真くんと図書館いくの!」

「え?でーと?」

え!ちがう!
「ううん!ノート、そう。ノート貸すの!」

ニヤニヤする。

この子は友達の伊都ちゃん。

とっても可愛い。感情がからだにでるタイプ。「ふーーん。だってさ秋くん。」


「えっ、あっ!え?秋ちゃん?なんで??」

あれれ?いつの間にそこにいたの?
てか、伊都ちゃんと友達だったの?


「あぁ。聞いてた。小松さん。ありがと。
真ってやつに断っといてよ。
俺、真夜に用事あるから。」