「一目惚れで、
でも告白する勇気なんてなくて
ただ見てるだけだった。
だからあの日、
美波が俺に恋人のフリを頼んだ日。
俺を好きだと言ってくれた日。
夢かと思ったけど現実で、
すげー嬉しくて、
でも恋人のフリってことにモヤモヤして。
だけど美波が本当の気持ちを
伝えてくれてるのだけは分かって。
色々考えて、美波にとって重要な理由があるならこの関係を受け入れて楽しもうって
そう思ってた。」


…でも


「俺、欲張りだからさ!
日に日に美波のこともっともっと
好きになってて、
手を繋ぎたい、髪に触れたい、
もっと一緒にいたい、
抱きしめたい、キスしたい、
そんな事で頭の中いっぱいでさ!
そんで…、
本当の恋人になれたらいいのにって…