そして放課後。
ユリちゃんもOKだってことで
早速今日の放課後から勉強会を
始めることになった。
「場所どーする?
教室か図書館か誰かの家か…。」
アオトの言葉にみんながそれぞれ考えていると
「うちでよければおいでよ!」
美波がそう提案した。
「美波、いいの?」
ユリちゃんの声に美波は笑顔で大きく頷いた。
「もちろん!おばーちゃんも喜ぶと思う!」
「じゃあお邪魔しまっす!」
アオトはルンルンで先に教室を出ていったから
そのあとを俺ら三人が追った。
美波の家に向かうまでの道で
なんだかアオトとユリちゃんが盛り上がってたから
邪魔しないように少し離れて
俺と美波は歩いた。