美波を知れば知るほど、
どんどん気持ちが溢れてく。
俺が美波をどんだけ好きかって
これから嫌って程伝えていくから覚悟しとけよ。
なんて俺を引っ張って前を歩く
美波の背中に向かって心の中で呟いた。
「う~~わぁぁ~!美味しそう!!!」
クレープ屋に着くころには
美波の顔は、もとの白い肌に戻っていて、
今はたくさん種類のあるクレープに夢中になってる。
「何にするか決まった?」
「うーん…、キャラメルか
王道のイチゴか、このミックスってやつか…。」
「いや、ミックスはやめたほうがいいんじゃね…?」
美波の言うミックスとは
フルーツとおかず系クレープが
合わさったやつのことだった。