そして、天使…いや男の子は

「ふぅ〜ん、まぁいいや〜」

不思議そうな顔をして、でも次に何か企んだ表情をして私を見てくる。

綺麗な目…。

「ねぇ、君は…ふふっ可愛いねぇ。そんなに怯えてさ。大丈夫だよ?僕なにもしないよ?」

そんなに怯えてたかな?…申し訳ない。

男の子が私に近づいてくる。
私の前にしゃがむと、落ちた物を拾ってくれる
。……あっ。手、汚れちゃう!

「あ、あのっ、ごめんなさい!手が汚れちゃいますよ?だから、あのっ」

あたふたしていると、またこっちを見てくる。