「り〜ちゃん!そんなのは愛じゃない!
…そんな愛は愛じゃないよ?愛はね、とてもあったかいんだ。そんなの暴力であって愛をじゃないよ?…愛はたくさんの形がある。暴力だけで愛って言うのは間違ってるよ。」

…愛じゃない?愛じゃないの?え、だ

「…愛って言うから耐えたのに…苦しかったのに愛じゃないの?愛は違うの?あったかいの?
あんな思いしないの?…音くん…」

音くんは私の顔をよく見て

「僕が教えてあげる。愛をちゃんとその目で見て。どんなに良いものかを。ね、だからお願い。
笑ってよ。…り〜ちゃん。」

あ、私泣いてた?

「うん、教えて。いつか音くんを愛せるように。
だから、教えて、愛を、たくさんの愛を。」