「う、うぅ。ひどいです。音くん!」

音くんの目を見ながら言う。

「……本当にかわい。」

音くんがボソッと何かを言った。

「?なんて言いました?」

「!ううん?なんでもないよ?……
それより、もう夜遅いよ?帰らないの?」

え?あ!スマホの時計を見る。
…8時2分!?…やば。帰らなきゃ。

「は、はい!帰ります!」

音くんはそうだ!とこっちを目見て

「送ってくよ〜。女の子がこんな時間に一人は
危ないからねぇ。さ、行こっ。」