俺らのクラスは…
クラスの催し物を終えると、販売場所へ移動する。



さすがに話さないとまずい雰囲気だし、
周りも困ってしまう。




『ひかり、話がある…』

『うん…向こう行こう?』




学校の園庭へと向かって歩く。




『ごめんな…昨日。』

『謝らなくていいよ。私もごめんね。』
いつも気にかけてくれるのうれしいよ、私。悠樹くん、無理やし。たぶん望奈のこと好きだし。
だから優しい誠実に惹かれてた…っていうか、揺れてる……』

『ひかり……。無理するなよ!
俺、無理する光里は好きじゃない。素直な光里が好きだ。
悠樹のこと好きならいいんだよ。無理しなくて。
ただ、頭の片隅に置いておいてくれよ。
俺がお前を好きな気持ち…』

『ありがとう』

『じゃあな…』