明日が気まずくなるのだってわかってるけど。



『私、他に好きな人がいる。誠実の友達の悠樹くんなの、、ごめんね』



わかってる…
わかってた…


知っていた…
気づいてた…



『やっぱりか…。いつも追ってるよな、アイツのこと。』


『誠実……』


『でもいいんだ。俺は好きだから…。お前が誰を見てようが…』


『誠実……』



光里は俺の肩に触れる。



『ごめんな…』

『ごめん…。でも、誠実の優しさは好きだよ。』

『友達として…だろ?恋愛感情ないやろ?』



俺、何言ってるんだ…

光里を困惑させてしまった。



『誠実……』



涙が溢れてきそうになり、
一方的にその場を離れたのは俺。