「かなり昔だけどな。」
「うん」
「いろいろあったな。今まで。」
「うん」
一言では表せない思い出がよみがえる。
どんな時も朝陽の隣には理恵がいた。
これからも理恵の隣には朝陽がいる。

「愛してる」
「私も」
二人は口づけを交わしながらそのぬくもりを確かめ合った。

もう離れない。

どんな時もそばにいる。

ぬくもりを感じながら、愛しさをつのらせた。