「永遠君、かわいかったね」
「なぁ。いい顔してるよな。将来絶対にもてるぞあれは」
「やっぱりそう思う?」
「思う。」
「湊も黙ってればいい顔してるもんね」
「お前、ひどいこと言うな。」
朝陽と理恵は二人でベッドに入り眠る前に話をするのが日課になっていた。
一日の出来事を二人で話をする。
他愛もない話でも二人にとっては大切な時間だった。
「聴診器があんなに好きだなんて、将来は医者かな?」
「そうだね」
「もしかしたら大学の後輩になるかもよ?」
「だとしても俺と湊の後輩だろ?」
「わかんないよ?看護科もあるもん」
「そっか」
朝陽と理恵は同じ大学だった。
朝陽は医学部、理恵は看護科。
その頃の思い出がよみがえる。
「懐かしいね」