side 晴翔
「授業はここまで。宿題は明日提出しろよー」
4時間目の授業が終わり、クラスメイトが一斉に動き出す。
食堂や購買に昼飯を買いに行くやつもいれば、早弁を済ませ部活の練習に行く奴もいる。
クライミング部は学校の強化部に入っている為、週3は午前のみ授業を受けて午後からは部活という少し変わった制度になっている。
今日は午後まで授業を受ける日のため、教室でゆっくり昼食を食べる予定だ。
「晴翔〜、食べよーぜ!」
教科書やとノートを机の上から片し弁当箱を広げていると俊太が俺の席へやって来る。
俊太は俺の前の席に座ると弁当を広げ始めた。
「お前の弁当、今日もスゲェな」
俺の弁当を覗き見た俊太が感嘆の声を上げる。
俊太の言う通り、俺の弁当は彩が良くきっちり栄養バランスが考えられた弁当になっている。
今日は生野菜のサラダにコンソメスープ。
そして、卵や照り焼きチキン、ツナなどを挟んだ手作りのサンドウィッチ。
一見男には物足りなさそうに見えるが、陽毬は俺が昨夜部活帰りにコーチの奢りで部員達と焼肉に行ったことを知っている。
そのためバランスを取って野菜中心の弁当にしたのだと分かる。
ホント、こういうところはしっかりしてんだよな、あいつ。
「授業はここまで。宿題は明日提出しろよー」
4時間目の授業が終わり、クラスメイトが一斉に動き出す。
食堂や購買に昼飯を買いに行くやつもいれば、早弁を済ませ部活の練習に行く奴もいる。
クライミング部は学校の強化部に入っている為、週3は午前のみ授業を受けて午後からは部活という少し変わった制度になっている。
今日は午後まで授業を受ける日のため、教室でゆっくり昼食を食べる予定だ。
「晴翔〜、食べよーぜ!」
教科書やとノートを机の上から片し弁当箱を広げていると俊太が俺の席へやって来る。
俊太は俺の前の席に座ると弁当を広げ始めた。
「お前の弁当、今日もスゲェな」
俺の弁当を覗き見た俊太が感嘆の声を上げる。
俊太の言う通り、俺の弁当は彩が良くきっちり栄養バランスが考えられた弁当になっている。
今日は生野菜のサラダにコンソメスープ。
そして、卵や照り焼きチキン、ツナなどを挟んだ手作りのサンドウィッチ。
一見男には物足りなさそうに見えるが、陽毬は俺が昨夜部活帰りにコーチの奢りで部員達と焼肉に行ったことを知っている。
そのためバランスを取って野菜中心の弁当にしたのだと分かる。
ホント、こういうところはしっかりしてんだよな、あいつ。