しばらくすると真緒が戻ってきて「同じクラスだったよ」と教えてくれる。


嬉しくて嬉しくて抱きついたら、ベリッとすぐに引き剥がされてしまった。



照れてるんだね、真緒ちゃんってば。



その後2人で教室に向かったんだけど、その途中に感じる周りの視線。


真緒と歩くといつもそう。
美人な真緒ちゃんにみんなが足を止めて振り返るの。



「真緒ちゃん、相変わらずモテモテ」


「アンタに言われたくないわ」


「へ?」



『アンタに言われたくないわ』?



ありがとう真緒ちゃん。

気を遣ってフォローしてくれたんだね。