夕焼けの空を見上げると空から涙の雫が堕ちてきた。この空を見るとあの頃を思い出す。



-7年前-
私は翡翠。高校受験に失敗した私は行きたくもなかった私立の高校に通っている。

翡翠:はあ。

朱里:翡翠〜聞いてよお〜彼氏と別れちゃった

翡翠:あんなのとは別れて当然じゃないの?浮気されてたんでしょ?

朱里:そうでもさ、、、私は本気で好きで毎日毎日会う度にドキドキして、ほんとにこんなに好きになったことないってくらい好きだったのに、、

ほんと恋愛って馬鹿馬鹿しい。どうせすぐ切り替えてほかの人にのりかえてすぐ別れるくせに。
愛があれば大丈夫とかほんとなんでそんなに頭天国でいられるの?愛だの恋だのほんとに馬鹿馬鹿しい。

朱里:翡翠も恋すればわかるよこの気持ち。。。

翡翠:私だって分かるよ。。。わかるよ。。

私だって恋する気持ちは分かる。だって私だって何年か前までは恋してたもん。。

-数年前-

翡翠:あ〜翔くんかっこいいなあ。

万理華:また翔くん?、どんだけ大好きなのよ笑

翔くん。彼は私のはじめて出来た彼氏だった。彼はほんとにカンペキだった。運動神経は抜群でビジュアルも男子の中でとびぬけた。そんな彼から告白された時死んだと思った。あの日までは。


ガサッガサッ

翡翠:あれ?万理華〜一緒に帰るんじゃなかっ、

この時ほど自分が惨めに思ったことは無い。そしてこの日から私は恋をしていない。

そこにはお互いを愛おしそうに見つめキスをする翔くんと万理華の姿があった。

翡翠:嘘でしょ、、

嘘だと思った。これほど大好きだった2人が裏切るわけない。2人とも優しくて万理華は私と翔くんを応援してくれていた。きっとドッキリかなんかなんだろう。それか人間違えだよ笑そうとしか思えなかった。

LINEにて

万理華:今日一緒に帰れなかったね(´;︵;`)万理華教室いたのに〜なんで待っててくれなかったの?!

翡翠:ねえ、あのさすごい言い難いんだけどさ万理華好きな人とかいる?

万理華:え、っとね。いるっちゃいる。

翡翠:もしかしてさ私の知ってる人だっだりする?

万理華:どうだろうな、教えれない!!

翡翠:万理華。今日さ教室で誰と居たの?

万理華:え、なんのこと?

翡翠:しらばっくれないでよ。嘘だってゆってよ!!翔くんと居たなんて嘘だよね?私が幻覚見ただけだよね?!ねえ?!

万理華:だってあんたみたいな人が私がずっと大好きだった翔くんを簡単に奪ってたんだもん!

翡翠:だからって人の幸せ奪わないでよ

万理華:あんたに近ずいたのは翔くんと仲良くなってあんたから翔くんを奪う為だけだから。

翡翠:もう絶交だよ。ばいばい


翡翠:翔くん別れよう

翔:え、どうしたの?翡翠?!もしかして俺の事嫌いになった?!

翡翠:浮気してる人のこと好きになれると思う?

翔:なんでそれを、

翡翠:別れようばいばい。


ほらね。人ってこんなにも残酷で最低で簡単に
人を傷つけて平気な顔していられるんだよ。