『悪い。

別れてくれ。』


『慎也、あんたあたしのこと馬鹿にしてんの？

ただのヤり目的？

ふざけんじゃないよっ』

バシッ―…


あ…叩いた（笑）

『これくらい、あたしの心の傷に比べたらどぉってこと無いでしょうね。


あんたみたいな男
一生いい女に出会えないだろうね。


じゃあ。』


『…悪かった…』

そう慎也はボソッと言った。


『あ！そうだ。
あなた、えっと…里菜ちゃん』

はい？何…


「何でしょう？」


『教えてくれてありがと！

あなたが教えてくれなきゃ
あたしずっとこの最低な男に騙され続けるところだった。』


「アハハ！
役に立ててよかった。

これからは気をつけてね♪」


『うん（笑）
ありがと！じゃあね』


そぅ言って彼女は歩いて行った。