純奈を縛ったあたしは
一先ず純奈をそこへ置いて
慎也のいる寝室へ向かった。


『里菜…まじ悪かった…


つい、ほんの出来心なんだ…


俺が好きなのは里菜だけなんだよ。信じてくれ』


寝言は寝て言えよ。

「アハハ~。もぅいいよっ」


『え?まじ?』


は?馬鹿じゃん。

許したんじゃないし。


でも面白いから、あたしはあえて何も言わずに慎也にニッコリと笑ってみせた。


そしてそのまま慎也にキスをした。


『里菜…』


慎也はあたしが許したものだと信じたのか、

あたしの服に手を入れる。