その不快感から早く抜け出したい私は早歩きで歩く。



涼介、ケーキ受け取ってくれるかな。

だなんて今更ながらに考えながら。



涼介のことだから受け取らない、だなんてことしないだろうけど。


そんなことを考えてるうちに涼介宅へ到着。



インターホンを押す指が震える。


おばさんに渡すだけなんだから。