私は少し暗くなってきた空を見て、ベッドに入った。
きっとこれが、最期の眠りになるだろう。

窓辺には、枯れてしまったコルチカム。
それから小さなメモ。




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「コルチカムの花言葉は頑固とか、危険な美しさとか、あと…私の最良の日々は過ぎた。」

「うええ、あんまり良くないの?」

「いや、これだけじゃないよ。楽しい思い出、幸福、永遠」

「良かった、悪い事ばかりじゃないんだ。」

「うん、だから、俺はこの花好きなんだ」
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