私はフォルダいっぱいの彼の写真に向かって話しかける。
携帯の画面には、ぽたぽたと水滴が落ちた。




私には、この病気を治すことは出来ない。




でもそれでいい。
君のいないこの世界には、そろそろ飽きてきた頃だ。
君のもとへ行って、また花言葉を教えてもらうのも悪くない。