そんなの…… 嫌に決まってる……。 …好きな人は詩優なのに…… 「あなたはどちらを選びますか? 夜瀬家が潰れてあなたが幸せになる運命か、夜瀬家が生き残ってあなたが私と一緒になる運命か」 宮園さんは私の目の前に、手を差し出してきて…… 私はその手を掴んだ。