「えっ?バスケ部の顧問に捕まってたの?」

「そうなんだよね…」

柏木くんはなんで捕まってたのだろう…

「ねぇ、柏木はバスケでもやってたの?」

かなみが私の疑問を聞いてくれた

「いや…」

「ふーん…」

「じゃあ、何の話してたの?」

かなみは柏木くんのことを追い詰めるかのように、聞いた

「バスケ部の勧誘。」

「バスケやってないのに?」

「誰かと間違えたのだと思う」

「ふーん…」

さっきから、かなみはふーん…しか言ってないような…

キーンコーンカーンコーン…

「え?もうお昼休み終わっちゃったの!?」

柏木くんの校舎案内、出来なかった…