ハァー。
今日も始まる一日が。
つい先月知らない人たちが家に住み着いた。
父さんは再婚相手だと言っていたがいまだに混乱してる。
人間嫌いな私にとっては苦痛。
「あっ。今日も病院...」
小学校からお世話になってる病院。
私のメンタルの弱さにあきれたお父さんが無理やり行かせるんだよね。たぶん今日も部屋に来るよ。
コンコン...
「愛桜今日は病院の日だよ。」
ほら...ね。
ほっといてもいいと思うんだけどな。
「えっ。愛桜さんはどこか悪いんですか?」
何でこんな時間に家にいるのかな?
余計なことは言わないでよ。
「おっ!おはよう来駕君。」
そのままどこかに行け。
「おはようございます。それでどうなんですか?学校も行ってないようですし。」
あーも!
何なのこいつ!
実は一回もあったことない。
引っ越してきた日も結局会わなかったんだよね。
「まーね。それは本人からきいてほしいな。愛桜車で待ってるね。」
えー置いていかないでよ。
ドアの前にいるのは名前も知らない男の人。
まぁー覚える気もないけどね。
「えっ!行くから待って!」
ドアをいきよいよく開け父さんについていく後ろから何か言われた気もするがスルーした。