「陽菜ちゃんも陽菜ちゃん兄弟も家の子みたいなもんだろ?」

父親の言葉に、

「そうよね。」

母親も同意。直希だけが、

「嫌です、こんな兄弟。俺の兄弟は和兄ちゃんだけで十分です。」

「何か…機嫌悪いの?最近さぁ…」

陽菜が言う。

「別に?」

「仲良くしなさい、ほんと昔から仲良しさんだったのに。」

母親が言うと直希が

「別に普通だし。」

「彼女でも出来たんじゃないの?」

和希がやってきて言う。

「そうなの!?」
「そうなの!?」
「そうなのか?」

3人が叫ぶ。

「ちげーよ!!」

直希が叫ぶ。